補聴器を使っても聞こえにくくなる前と「全く同じ状態」に戻るわけではありません。
でも、心配はご無用です。
最新の頭脳が搭載された補聴器を使えば、現在の聴力を最大限に生かして、これまで聞こえなかった音や会話が聞き取りやすくなり、不便が軽減され、より快適に暮らすことができるようになります。
今より、もっと会話を楽しみましょう。
目次
会話が聞き取りやすくなる
きちんと調整された補聴器を使用すると、これまで聞き取ることが難しかった話し声が聞き取りやすくなります。
また、機種によっては不要な雑音を抑制したり、ザワザワ騒がしい場所でも言葉を聞き取りやすくする機能が搭載されています。
会話が聞き取りやすくなることによって、ご家族や周りの人とのコミュニケーションが改善したり、外出する機会が増える方もいらっしゃいます。
相手が聞き取りやすい声で話せるようになる
難聴の方が話をすると、自分の声の大きさがわからないため、必要以上に大きい声で話したり、逆に聞こえないような小さい声になることがあります。
補聴器を使用すると、自分が話している声の大きさが今までよりも聞き取りやすくなり、相手にとって聞き取りやすい発音になるなど改善が見込めます。
テレビのボリュームを下げて聞くことができる
補聴器を使用し言葉の聞き取りが向上すると、大きな音量で聞いていたテレビのボリュームを下げて聞くことができます。
ただ、スピーカーを通した声のため、通常の会話に比べると改善の度合いが小さい場合もあります。
その場合は、テレビ専用のアクセサリーを使用し、テレビから出力される音声を直接補聴器へ送信することができる機種もあります。
身の回りの生活音も聞くことができる
補聴器を使用すると、人の声が聞き取りやすくなるだけではなく、身の回りの音も聞こえるようになります。
電話やインターホンの呼び出し音、小鳥のさえずり、後ろから近づいてくるバイク、自動車が走る音など、今まで聞こえていなかった生活音が聞こえるようになると、日々の暮らしにハリが出るばかりではなく、周囲の状況変化にも早く気がつくようになり、危険から身を守ることができるようになります。
映画や音楽も楽しめる
使用する方の聴力や生活環境に応じて音量・音質を多彩に加工し、より聞き取りやすい音を再現することのできる補聴器もあります。
コンサート会場や映画館など、音量や音色が変化しても安定した聞こえ具合を保ちます。
音切れや音の歪みが発生しないよう、補聴器がまわりの環境をチェックしながら自動的に調整するので快適です。
補聴器をつけて映画や音楽も臨場感あふれるサウンドで楽しみましょう。
注意
- 補聴器は「聞こえ」の程度に合わせた調整(フィッティング)が必要です。
- 聞こえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。
- 機種により、搭載されている機能は異なります。